アニメや特撮ソングの歌について

アニソンや特撮ソングの歌は、
ヒーローの強さ、熱さ、を表現する場合が多いです。
特にオープニングソングにはその傾向が強く、
逆にエンディングテーマは優しい曲やヒーローの悲哀みたいな感情を表すものが多くなっています。
ここでは、主にオープニングに表れるような強さ、熱さの歌を歌う時の
一つの特徴を書いてみようと思います。
 
頭の音を強くする
アニソン系を歌う時のコツは、頭の音を強く発声することです。
これにより力強さ、熱さがでてきます。
頭の音は、最初だけでなく、歌詞でいうと「文節の頭」などアクセントがくるところを強くするという意識です。
ここを強く歌うと、必然的にリズムとしても頭の拍子をきっかり取ることになるので、
パキパキした強い歌になります。
 
おしりを伸ばす
頭を強く発声するので、リズムが少しだけ前に押し出されるようなイメージになります。
そこで、歌詞のおしりはしっかり小節の最後まで伸ばす(音を残す)を意識すると
アニソンらしくなります。このとき、息を続かせるということが重要なのですが、
これは肺活量が大切になると思います。
同じ音圧でロングトーンをするわけですから、
結構しんどいはずです。
アニソン歌手はこのロングトーンが桁外れです。
また、重要な要素としてビブラートもあります。
〜〜の抑揚が熱さを際立たせるのです。
 
歌詞をはっきり
アニソンは歌詞をとても大切にしなければいけません。
歌詞が聞き取れない、曖昧に聴こえる、
となってしまうとその魅力が半減してしまうため、
滑舌をよく歌う必要があります。
 
ハートで歌う
アニソンなどは、そのアニメの主人公たちの気持ちを歌ったものが多いです。
その曲ごとに持つ意味は違いますが、曲の意味することにハートを燃やして歌うのが大切だと思います。
実際に気持ちを入れて歌う場合、音圧や音が前に飛ぶ度合が違うような気がします。
ハートは歌に表れます。
 
これらを意識してアニソンを歌うと、
カラオケの点数表示以上にいい音楽になると思います。
多少の雑さがあったとしても、
雑さが熱さに変わり、アジのある歌になればしめたものです。