紅茶でも飲みながらの天引き講座

さぁ、天引きについて知っときましょうよ
とりあえず紅茶でも飲みながら、まったりとお聞きください
 
はじめましょう
例えば月20万円の給料の人がいるとします
しかし、この人が実際に受け取る「手取り額」は17万ちょっとです
この差こそが天引き部分です
本当は20万もらうはずだけど、どうせ後で払わなければいけない部分なので、
先に給料から引いといてるんですよ
これこそが天引きです
ここまではわかりますよね
 
じゃあ天引きされるものってなんだと思いますか?
一番皆さんが知っているのが所得税ですね
給料にかかる税金のことですから、給料が支払われれば当然かかってきます
本来であれば、各個人が給料をもらって、その中から所得税を自分で払いに行くというのが考え方ですが、それでは税金を滞納する人が増え、税務署の仕事が大変ですね
だから給料を会社からもらっている人は、会社が払う前に天引きして、
その分をまとめて会社が税務署に払うのです
100人の会社なら、100人分の税金の支払いが一回で済みます
また、もし未納になれば、100人に払えと言わなくても、会社に払えと言えば済みますね
 
他には、健康保険、厚生年金保険、雇用保険の保険料が該当します
 
また2年目からは、住民税が加わります
(会社によっては天引きではなく、光熱費のように自分で払うケースもあります。)
これが今年の改正で値上がりし、
このケースだと約17000円ほどかかります
 
この他にも、会社によって様々なものがあります
組合費、会費、欠勤控除、医共費、などなど
 
そういった諸々が天引きされ、結果手取り額が計算されるわけです
 
社会に旅立つ学生の皆さん、
初任給の給与明細をぜひ見てみてください