就職活動へ挑むものたちへ8

「この時期は自己分析をしておきましょう」
就職活動を始めた皆さんは、会社説明会などでこんなことを
言われますよね
私も聞き覚えのあるフレーズです
当時も今も、この言葉に実感が持てないですね
自己分析っていわれても、イメージが湧かないのです
 
より具体的に、何をすればいいのか?
一つの指針は、採用面接で自分に関する質問に答えられればいい
ということですね
自分に関する質問は、例えば、
「あなたの長所と短所を教えてください」
「1分間で自己アピールしてください」
などがあります
 
ただ、面接官は簡単な質問ほど突っ込んで質問します
上の質問ならば、
「あなたの長所を教えてください」
「私の長所は、集中力のあるところです」
「それを裏付けるエピソードを教えてください」
 
さぁ、考えていないとここでシドロモドロです
自分の長所はどういうところで発揮されるのか、
どうして自分の長所が集中力だと思ったのか、
その理由をきっちり自覚しておく必要があります
 
この問題を解決する作戦として、
最も手っ取り早いのは「人にきくこと」
友人に聞いてしまいましょう
「なぁ、俺の長所と短所を教えてくれ」
「え〜と、おまえは行動力があるのがすごいよな〜。
 有言実行するのが偉いよ。
 逆に、人の話をあまり聞かないのが短所かな。
 同じようなタイプの人と一緒に作業するとき、
 意見がぶつかったりしないかい?」
「あ〜、そうだなー。そういうことあるかもしれない。
 長所が行動力ってのはどうしてそう思ったの?」
「だって、外国語ができるようになりたいって言って、
 すぐに留学したりとか、TOEIC受けたりとか、
 目標をたてて、実際行動してるからな〜。」
「なるほど、ありがとう」
 
という具合に、周りの人に聞けば、
どうしてそう思ったのかを含めて聞くことができますね
複数人に聞けば、より色濃く自分の長短がわかります
ぜひやってみて下さい
 
短所については、採用面接では言わない方がいい短所ってのもあるので、
何人かに聞いて、面接で言っても問題ないものを使いましょう
協調性がないとか飽きっぽいという短所は、
面接官にかなり悪い印象を与えます
こういったものは封印しておいた方がいいのです
 
少しウィットにとんだ短所を言うというのも、
ギャンブル性がありますがなかなか面白いでしょう
「あなたの短所は?」
「お酒に弱いところです!」
とかね
前職の同期で、短所を聞かれたときに
「ありません!」
って答えて面接で笑いをとった人もいました
 
ただ、この手の質問は、自分のことを自覚しているか、
自覚してなおかつその弱点を今後修正していく努力をしているか、
がポイントですから、
あきらかにココが弱点では?って面接官に思われるような弱点がある人は、
正直にそれを言った方がいいでしょうね
面接官が、
「彼は落ち着きがないのが弱点だな〜」
と思っているのに、
「私の短所はお酒に弱いところです」
と答えたら、コイツわかってないな
今後もなおらない可能性が高いな
ということで不合格の対象になってしまうわけです