マンドリン弾きに向けて

定期演奏会も終わり、少し落ち着いたころですね。
演奏会のときに現役のマンドリンを聴いて、
各自へのアドバイスはアンケートの裏に書きましたが、
今回スペースが狭かったのでかなり割愛していました。
そこで、少しだけ共通して気になったところなどを書きます。
自分を棚にあげて書きます。
 
右手のピッキングについて
全体的にピッキングの当て方が浅いと思いました。
それはソロの音を聴くとすぐわかるのですが、
深くピックを当てて出した音は「大型犬」のようなイメージの
芯のある音になるんです。
ほとんどの演奏者が、浅いピッキングで「子犬」の音になっていると思います。
芯のない音なので、いくらかっこいいフレーズを弾いても
ただ音が流れているだけ、という聴こえ方になってしまいます。
 
一方、深く1音1音に芯があると、簡単なフレーズを弾いてもカッコイイです。
深く当てればそれだけひっかかりが強くなるので、ソロは弾きにくくなります。
今まで弾けた曲がスムーズに弾けなくなりますが、
それは必要なステップと考えた方がいいです。
今のままの音の出し方だと、ずっと浅い音しか出せなくなってしまいます。
 
対極的にカットは全体的にみな上手で、
リズム感のいい人たちが揃っているんですね。
こちらはその調子で、強いて言えば曲の理解をバンドでしっかりした状態で、
表現力が出せればいいのではないかと思います。
 
以上、気になったところでした。