マンドリンワークショップ3

さて3回目を迎えたマンドリンワークショップ
お送りしますは私、taiなんです
今日は「難曲に挑戦」です
 
一口に難曲と言いますが、これはその曲の難易度が高いとかではなく、
自分のレベルと比べて難しいという意味です
また、達成しようとする目標があれば、
特に難しいといわれる曲でなくてもいいと思います
(例えばブルーリッジでもいいし)
今までお伝えした基礎練習とは少し違い、
チャレンジをすることで自分のレベルを上げるのです
丁度、強敵を倒すと経験値がたくさんもらえるような感覚です
 
まずは曲ですが、次の条件で選びましょう
自分が弾いてみたいと思う曲(弾けないと思われるものでもいい)
2年目にもなってくると、いろいろなCDを聴いて、
いいな〜と思う曲があるはずです
これ弾きたいけど速いし難しいからな〜、
と聴くだけになっている曲があるでしょう
(私にとっては、それは Shadow Ridge でした)
インストでなくとも、ソロの部分だけでもいいんです
その曲一曲に絞って、全力でチャレンジしていきましょう
(一年の一月ごろから、Shadow Ridgeに挑戦しました)
 
曲が決まったら、次のステップ「音取り」です
これが結構根気のいる作業なのです
難しい曲というのは、使ったことのないフレーズや指使いが出てきます
しかもテクニック的に最初はついていかないものです
したがって、そういう自分のものにしていない音を取るっていうのが最も難しいのです
何時間もかかるでしょうが、ここは自分の力でクリアしてほしいです
この作業がレベルアップに大きく加担することは間違いないからです
音取りのコツを書いておきます
俺流なんですが、
1小節で区切りながら音をとる方法です
1小節聴いたら、必ずCDを一時停止!
で、その小節分を取れるまで続けます
取れたら次の小節を聴いて一時停止!
これの繰り返しです
この一時停止という作業が非常に効果的です
なぜなら、人間は集中しているときにさらに音が重なると、
重なった音につられる習性があるからです
よって、一時停止を確実にすることで、その1小節がとても取りやすくなります
私はこの方法を編み出してから、音取りのスピードと正確さが増しました
難しい曲でもこれで少しは太刀打ちできますよ
ちなみに1小節分の音が取れたら、その時点で五線譜に書きこんでしまいましょう
これで取った音は忘れません
こうして全部取れた時の快感は病みつきになりそうです
もう一度言いますが、1小節、一時停止、です
 
音が取れたら、実際に弾いてみます
速い曲でも、とにかくゆっくり弾きましょう
ゆっくりと確実なピッキングです
そして、もう一つ大切なのは、
実際の音源のノリをよく聴いてください
ゆっくりでいいので、そのノリを再現するように弾き込みます
アクセントにも気をつけます
また、フレーズにも注意し、音源と同じ感じを目指しましょう
(自分がカッコイイと思った曲ですから、再現は苦にならないでしょう)
できない部分はとにかくゆっくり何度も練習すると、いつかできます
私は、スケール練習のような感覚で、その部分を繰り返し練習したりします
それは何日にも及ぶ場合もあります
とにかく弾きたいという気持ちがそうさせるのです
 
いつしか、その曲はブル研では自分が一番うまいというレベルまで達します
そこが一応の最終目標です
そこまでいけば、さらに磨きをかけるもよし
バンドでやってしまうもよし
ジャム曲として流行らすもよし
一人で録音するもよし
その頃には、格段にレベルアップすることウケアイです
 
あるときカベを越えた人たちは、
みんなこれをやってたんじゃないでしょうか
無意識にという人もいるでしょうが、
この難曲チャレンジはかなり効果があります
(私はこれを「一曲入魂」と言っています)
今の壁を打破したいあなたは、
・基礎練習
・一曲入魂
この二つをやることをオススメします
絶対にうまくなります