就職活動へ挑む者たちへ2

前回の続きで、今日はエントリーシートの返答がきたところからです
 
2月ごろから本格的にエントリーシートの返答があります
直接電話がかかってきたり、会社説明会の案内がメールで届いたりします
メールの方はそれに従っていけばいいですが、
電話がかかってくる場合は、ここが既に運命の分かれ目です!
 
電話応対
私の経験上、最初の電話応対が採用合格への重要な要素です
合格した後にこんなことをよく言われるようです
「電話応対がよかったから、その頃から決めてたよ」
 
これはバイトの話しですが、私の場合、
「電話応対でもう採用はほぼ確定なんだけど、念のため面接させて」
と言われたこともあります
 
電話応対はそれだけで採用か不採用かが決まるぐらいの要素です
知らない番号からかかってくるので、
きたら気持ちをぐっと切り替えて、はきはきと、
丁寧に応対してください
ここで印象がよければ、まず次のステップへはすんなりいきます
 
さて、電話応対にて、面談の日時を教えてもらいました
いよいよスーツを着て会社の人と会います
ここで、面談と面接の違いをいっておくと、
面接は、完全に人事担当者が、その人が会社にふさわしいかどうかを
チェックし、ふるい落としていくもので、主に会社の会議室などに出向いて
行います
面談はそれよりは軽いものと考えてください
よくあるのが街の喫茶店、ホテル内の喫茶店での面談です
相手は、直接人事担当者というよりは、若い人事の人や、
人事担当ではなく、営業・総務として実際に働いている人です
コーヒーを飲みながら、2,3簡単に質問をされます
それを質問表のような様式に記入していくみたいです
こちらは、問われた質問に笑顔で堂々と答えていくことです
もちろん落ち着いた態度でです
 
面談でのポイントは、
1.志望動機
2.自己アピール
3.学生時代に努力してきたこと
です
 
もちろん、それ以前に身だしなみや、時間の管理など最低限のことが出来なければダメです
時間は10分か5分前に到着するようにしましょう
出会い頭の挨拶も重要です
気張りすぎず、落ち着いた感じでいきましょう
(でも元気が無いのはダメですよ)
 
私が苦戦したのは、「志望動機」です
もともと働かざるを得ないから働く、という動機でしたから、
真に迫る動機は持ってないのです
それは相手にも当然伝わります
ひとまず、学生時代に学んだ〜が活かせる仕事であると感じたからです、
とか、リクナビなどの先輩の声を読んで共感したから、
などの理由を用意しましょう
理由の型を作っておけば、他の業種の面談でも手直しして使えます
もはや自己暗示の世界です
強く念じれば、本当に自分がそう思ってる、という状態を作れます
(一時的ですが)
 
自己アピールは、一般的なものは以下のものです
・留学経験
・バイトでこんな経験をしてきた
・サークル・部活でこんな努力をした
等です
当然、事前に用意していって答えましょう
ここでは、人と比べない方がいいと思います
自分の長所をいえればOK
私は、サークルでの部長経験をアピールポイントにして、
その際に〜の経験をしたことから〜が身につき、〜に活かしていきたいです
という文法を使いました
 
バイト経験については、重要視している会社が多いようで、
正式なバイトをしたことがなくとも、どんな小さいバイトでもいいので
答えた方がいいと思います
私も「バイトは何かやってたの?」という問いに対し、
焼肉屋とラーメン屋でウェイターのようなことをやりましたと答えました
「そこでどんなことが身についたと思う?」ときたので、
小さいお店ではありましたが、そこで働くということはお店の看板を背負うことになり、責任感を持つ大切さを学びました、みたいなことをアドリブしたと記憶しています
 
で、上記のようなことを聞かれた後に、「逆に質問はありますか?」ときます
必ずきます
ここで、就職活動全体を通しての「質問」について見ておきましょう
面談、面接、必ずといっていいほど「質問ありますか?」と最後に聞かれます
これが結構困るんですね
質問が無いと答えれば、何だか意欲がないように思われそうだし、
変な質問してもマイナスだろうし、
さて、どうしたものか
 
私はこのように対応しました
まず、質問は必ずあるのだから、事前に用意します
問題は、どんな質問をするか、ですが、これにはコツがあります
自分が、
これからその会社に入って働く姿をイメージできる
ような質問を作りましょう
例えば、面談の1回目、2回目くらいのときには、
その会社でどんな業務をするのかなんてわからないですよね
それを質問してしまえばいいわけです
「御社の場合、営業職はどのような仕事がありますか?」
「〜さんはどのような仕事をされているのですか?」
などです
ちなみに〜さんという、面談の相手の名前は、一番初めに挨拶するときに言います
そのときに必ず聞き取ってください
聞き取れなかったらその時に確認してください
そうしないと、相手の名前がわかりません
これは後々手痛いことになりますので、名前は聞き取って、
面談の後にメモっておくこと
同じ人会うこともあります
 
さて、質問の仕方はイメージできたでしょうか?
逆に、ホームページや、採用情報を見ればすぐわかるような質問はご法度です
質問するなら、「御社の〜という理念はどういう意味をもっていますか?」
などと突っ込んだものでないと効果はマイナスになります
結構リスクがあるので、私は前段でいった質問をおすすめします
また、会社にもよりますが、面談と面接は多数回やるのが普通です
面談3回→1次面接→2次面接→最終面接
などが典型的ですね
今、自分がどこにいるのかによっても質問は変えてください
最終面接まできて、どんな仕事があるんですか、などの質問をすれば、
まず落ちます
そんな質問は面談の時点でクリアしなければいけない、ということです
最終面接は、社長や役員との面接になるのが一般的で、
忙しい中時間をとっているというのが向こうの本音ですから、
よほどでない限り質問はしないほうがいいです
最初のうちに質問をしてイメージを固める、後ろの方はもう質問しない
というのが理想です
 
面談は上記ができれば何とかなります
次回は、面接とグループ面接、ユニークな試験を紹介しましょう